セブンイレブンでちょっと未来感あるサービスが始まったそうな。冷凍ケースで買った麺を、店内の専用マシンに入れてボタンを押すだけ。約2分で熱々のラーメンやうどんが完成するっていう、『お店で仕上げた できたて麺』。10月22日から埼玉県内の一部店舗で順次スタートしているとのこと。
コンビニの”できたて”って聞くと、セブンカフェのコーヒーとかナナチキなどのファストフードを思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか。でも今回は麺類。しかも専用マシンで仕上げるスタイル。これ、実際どんな感じなのか気になりますよね。
ボタン押して2分、専門店レベルの味わいって本当？
使われているのは、ソフトバンクロボティクスが開発した『STEAMA（スチーマ）』という蒸式調理ロボット。高圧・高温の水蒸気で一気に調理する仕組みだそうで、麺のコシやスープの香り、具材の食感まで、専門店さながらに仕上がるんだとか。
流れはこんな感じ。
まずスタートボタンを押すと、約30秒かけて庫内を洗浄。その後、フィルムをはがさずに容器をセット。調理が始まって約90秒で完成。フィルムをはがしたら、もう食べられる状態。トータルで2分ちょっとってのはカップラーメンよりも早くて助かりますね。
熱湯と高温の水蒸気を使った「蒸式調理」っていう技術がポイントらしく、急速に加熱することで、冷凍とは思えない仕上がりになるらしい。正直なところ、コンビニでこのクオリティが出せるなら、ランチの選択肢がぐっと広がるんじゃないでしょうか。
ラインアップは5種類、価格は560円から
気になる商品ラインアップはこちら。
醤油ラーメン（630円・税込680.40円）は、透き通った醤油と煮干しの旨味が効いたスープに、ストレート麺。他にも味噌ラーメンや家系ラーメンもあるようです。
また、ラーメン類だけじゃなく、肉うどん（560円・税込604.80円）もラインアップ。出汁をしっかり取ったスープに、コシのある麺。そして台湾まぜそば（593円・税込640.44円）は、豆板醤や魚粉を効かせたパンチのあるタレと平麺の組み合わせ。
価格帯を見ると、ワンコインより少し上。ラーメン屋で食べるよりは手軽で、でも普通のカップラーメンよりはちょっとリッチ。そんなポジションって感じでしょうか。
広がるのは埼玉県内約40店、今後に期待
今のところ、取り扱いは埼玉県内の一部店舗で約40店に順次拡大中とのこと。
セブンイレブンいわく、これからも「だからこそ実現できる」新しい取り組みに挑戦していくそうな。できたてのコーヒー、焼きたてのパン、そして今度は熱々の麺。コンビニで完結する”ちょっといいもの”の選択肢、どんどん増えていくのかもしれませんね。
ふらっと立ち寄って、2分で本格的な麺が食べられるって…ちょっと未来っぽくて、ロマンある話じゃないですか。
画像：https://www.sej.co.jp/company/news_release/news/2025/202511111030.html
